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『純粋理性批判』知覚の先取的認識について。

純粋理性批判』、今日の読書箇所は、「知覚の先取的認識」についての論述です。知覚の先取的認識とは、次のようなことを指して言われる概念です。約言すればすなわち、私達の生きる現象の世界において、あらゆる事物は連続した量と度をもって存在しているので、事物についての私達の認識もまた、経験的に連続したものでなければならない。大気中に真空の空間が存在しえないように、あらゆる事物は隙間なく連続して存在しているので、知覚の途切れた部分があったにしても、その断絶は現象に間隙があることを意味しはしない。知覚の途切れた部分を経験的な推論で補完し、現象の連続性が維持されるように悟性を働かすことこそ、カテゴリーを正しく適用することなのである、といった意味の概念です。