『純粋理性批判』経験の類推について。

読書箇所は、「経験の類推」についての論述です。経験の類推とは、次のようなことを指して言われる概念です。すなわち、私達が世界をばらばらな現象の寄せ集めでなく、まとまりをもち、互いに連関して生起する現象の系列だと認識するには、もろもろの知覚が…

『純粋理性批判』知覚の先取的認識について。

『純粋理性批判』、今日の読書箇所は、「知覚の先取的認識」についての論述です。知覚の先取的認識とは、次のようなことを指して言われる概念です。約言すればすなわち、私達の生きる現象の世界において、あらゆる事物は連続した量と度をもって存在している…

『純粋理性批判』上巻200頁付近。

カントの『純粋理性批判』を少しずつ読んでいる。今日の読書箇所は岩波文庫版上巻の200頁あたりで、先験的図式について論じてある。先験的図式とは、がんらい感性的なものでない悟性のカテゴリーが、感性的なものと関係しうるのはなぜなのかという問いに対す…

古典読書会開催の青写真

副業として、世界の古典を読む読書会を開きたいと考えている。古典を読む目的は、日本国語を読解する能力の開発にある。地元で副業関連のワークショップがあるということを知り、早速参加して自らの意思を公表し、読書会開催のヒントを得た。私のテーブルに…

感性の鏡

美しい日本の国語を後世へ伝えて行きたい。日本国語の美しい正書法を保存したい。不惑を目前に、そんな志を立てた。固(もと)より意志のぐらつき易い人間である私が徒手空拳とも言えるこの志を思い立った背景に、過去の自分の歩みについての分析がある。学者…